「デミタスカップの愉しみ」展に行った

「デミタスカップの愉しみ」と題した展覧会を見るために渋谷区にある松濤美術館に行った。

デミタスカップの愉しみ|渋谷区立松濤美術館

事前にオンラインで予約をした。どうやら平日は予約が必要なかったらしいが、僕は土曜日に行ったためだ。松濤美術館に行くのは初めてで、最寄りの神泉駅に行くのも初めてだった。渋谷から歩いて行けるところに、このような落ちついた雰囲気の場所があるのかと驚く。

デミタスカップについて特に知識があるわけでもなく行ったが面白かった。300点を超える展示数で見応えも十分。デミタスカップの作られた時代や地域、意匠もそれぞれ趣が異なっているので見ていて楽しい。

個人的に感銘を受けたのは、カップの部位ごとのデザインの多様さだ。知識がないのでカップのデザインと言えば、そのものの色や柄くらいだと思っていた。しかし、実際に様々なカップを連続で見ていくと、カップ自体、ハンドル(持ち手)、ソーサー、ものによってはカップのホルダーが付いており、それぞれデザインが多様だった。これまでカップを漠然とした1つの存在と捉えていたものが、それぞれのパーツごとに個性を持っていることに気付かされた。

展示されているカップは、村上和美さんという方の個人所有物らしい。所有しているカップの総数は2200点を超えるらしく、展示されているカップは所有物の1/7程度という凄まじさ。カップは割れ物なので、どのように管理しておられるのかなども気になるところだ。

さて、企画展の楽しみと言えばショップである。図録や展示品にちなんだグッズが並んでいるので、ついつい購買意欲を煽られてしまう。僕はミュージアムショップに行くと、ついついトートバッグを買ってしまう癖がある。トートバッグは価格が1000円程度でお手軽な上、普段使いもできる。それに布製品なので少し折りたたんでしまえば収納スペースもそれほどとらないという良さがある。

このデミタスカップの愉しみ展でも、僕はトートバッグを買った。「キャンパスガーデントート」。税込み990円。

トートバッグ
小さくて良い感じ。持ち手の部分がしっかりしている。
小さいので、メインというよりはサブといった感じ。

「デミタスカップの愉しみ」は2021年10月10日(日曜)まで開催とのこと。終了まで残り10日ほどしかないので興味がある方はぜひ行ってみてはいかがだろうか。また、ネット上からでも見ることができるらしい。遠方や忙しい方はこちらをチェックしても良さそうだ。

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