Netflixで配信中のドラマ『イクサガミ』を見ました。岡田准一主演の明治時代を舞台にした侍同士のバトルロイヤルものです。あんまり書くとネタバレになるので、まずは簡単な感想を箇条書きで書きたいと思います。
- 面白かった
- 山田孝之と玉木宏の使い方が贅沢でNetflixの力を感じた
- 双葉が劇中で子ども子どもと言われているが、全然子どもに見えなかった
- 原作では12歳らしいけどさすがに今後のシーズンを考えると12歳をキャスティングするのは無理だったか
- 5話の殺陣のシーンは凄い
- 最終話である6話の戦いのシーンはちょっと笑ってしまった
- 伊藤英明のサイコパスの演技が凄い。もはや素もこっちに近い可能性ある
- 久しぶりに滑舌がいい阿部寛を見た
- 狭山進之介は気弱な青年を装ったサイコパスかと思ったら普通に気弱な青年でした
イクサガミを見て思ったのは「たくさんのアウトローたちが参加する競技者かつ時代もの」は面白くなるフォーマットだなということです。金という欲望をたくさんの人間、しかも悪人が追う物語は巷に溢れています。やはり悪人は常人とは違う行動理念で動いているので、それぞれの特徴を描きやすいのだと思います。さらにゴールデンカムイもそうなのですが、そこに時代設定、舞台設定をプラスすることで、その作品の独自性や話題性をプラスできるというわけです。
しかも、主人公以外も戦う必要があるので、主人公たちはこれこれをしていた一方その頃〜という形で別の登場人物同士の戦いも描けるのですよね。彼らの勝敗も物語の進行に組み込めるので無駄がありません。漫画とかでトーナメント戦が行われるのも、主人公以外の勝敗が後々、主人公に影響を与えるので読者の興味を維持しやすいということがあると思います。
さらに、イクサガミは主人公が解決しなければならない問題も層構造になっているのが上手いなあと思いました。あまり戦力にならない娘を守りつつ生き抜いて東京に行くこと、自分の出身流派の兄弟を殺そうと追ってくる怖い阿部寛を倒すこと、蠱毒というゲームを主催している敵の目的を明かし、そして倒すことという色々な問題が層になって展開されることで、スリリングさが維持されていると感じました。一つの問題が停滞しても、別の問題の展開を進めてあげることで視聴者は飽きないという寸法です。
このフォーマットの問題としては、物語が進行するたびに魅力的なキャラクターが死んでいくということがあります。その後、新しいキャラをどんどん出していくのか、既存のキャラクターをより深く描いていくのか、またはその両方をしなければならなくなります。とにかくキャラクターの死に様には力を入れておかないと言葉は悪いですが死に損になりかねないので難しいですね。
ドラマが面白かったので原作も読みたいなと思い、調べてみると全四巻あるのですね。結構な超大作。ゆっくり読みたいと思います。
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