■ 前回までのあらすじ
とある男が「おっぱい」を揉みたいという気持ちをこじらせ、自らの手で「おっぱいを作る」ことにした。調べたところ、グリセリンとゼラチンパウダーを熱してかき混ぜ、型に入れて冷やすだけで、おっぱいが作れるというのだ。実際に試したところ、おっぱいに見えなくもないものが出来上がった。
※第1回の記事および第2回の記事は以下。
■ 今回の記事
おっぱいはできた。今回は最も肝となる作業を行う。
手順⑤:揉む
おっぱいを作ったのは何のためか。見るためか、否。冷蔵庫にぶら下げて友達を減らすためか、否。そう、「揉む」ためである。グリセリンとゼラチンの混合物を固めて冷やして喜んでいるわけにはいかないのだ。
まずは手に取り……
揉んだ。
正直に言って……全然分からない!
おっぱいって、こんな感触のような違うような……。
揉んでみて、初めて気付いた問題がある。それは、人工おっぱいが冷たいということだ。人間の体温とは36~37℃が普通である。一方、こちらの人工おっぱいは冷蔵庫で一晩寝かせた状態……。冷え冷えなのである。
おっぱいとは、人肌程度のぬくもりがあってこそ真価を発揮する。
しかし、よく考えるとゼラチンって熱に弱い気がする。急いでゼラチンの融点をググったところ、60℃前後とのこと。
イケるッ!
ということで
エクストラステージ:温める
熱湯に浸けてしまうとゼラチンが溶けてしまうので、まずは40℃前後のお湯に浸してみた。
触ってみたが、ほんのり温かいだけで到底おっぱいらしくない。そもそも、私自身おっぱいの感触を思い出せない。考えてみれば、おっぱいって意外と冷たいものだったような遠い記憶もある。もう、これでいいんじゃないかと妥協してしまいそうである。
今後の課題
グダグダやってきたが、課題点が幾つか見つかったので書いておく。
課題①:冷たい
これは先述したが、人肌と比べると圧倒的に冷たい。この課題をクリアするには、ゼラチン以外の材料を使わなければならないかもしれない。
課題②:大きさ
小ぶりなおっぱいを作ってしまったせいで、揉みごたえがない。次はドンブリ状のもので作る必要があるのかもしれない。
課題③:あまりにも虚しい
これが一番の問題点なのだが、この作業をやっていると虚しい気持ちになる瞬間がある。周囲の人間は夏を謳歌し、彼氏・彼女とキャッキャウフフ、もしくは帰省して旧友たちと楽しく飲んでいるのである。
まとめ
今回、満足のいくおっぱい作りはできなかった。しかし私はあきらめない。いつの日か、更なるクオリティのおっぱいを作りたいと思う。
3回にわたって、こんなクソ記事を読んでくれた方々ありがとう。彼女がいないみんな、この夏は「おっぱい」を作ってみてはいかがだろうか?
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