2024年4月29日。昭和の日でお休みだったので、東京ドームで行われたプロ野球の試合を観に行った。対戦カードは読売巨人対ヤクルトスワローズだ。
実はプロ野球の試合を観に行くのは初めてだ。というのも、僕はプロ野球をちゃと見始めたのは2019年後半からで、2020年にはコロナ禍に入って無観客試合になるなど、タイミングが悪かった。いつか試合を観に行こうと思っているうちに4年以上が経過してしまったのだ。
このタイミングで行くことになったのは、去年から関東に来ている地元の友人に誘われたからだ。彼も巨人ファンで、昔から度々試合を観に行っているらしかった。僕は初めてなので、何度も行っている人間と一緒に行けるのは心強い。
球場に行ったならばグッズを買わなければならない。ここはベタに岡本のタオルを買った。
岡本和真といえば巨人の主砲。怪我もせず試合に出て、毎年30本以上のホームランを打つ強打者だ。凄いのに何故か地味で、一時期ヒーローインタビューが暗すぎてネットで「喪主の挨拶」と揶揄されていたこともある。そんな岡本が試合に出ないわけがないため、初観戦で彼のタオルを買うのは妥当な判断だろう。
実は外野手の萩尾匡也のタオルを買いたかったのだが、売り切れてしまっていた。萩尾は熊本県大津町出身で、実は僕と故郷がかなり近いところにある。そんな彼を応援しないわけがない。タオルが売り切れていたのは、最近彼が活躍しているからのようで嬉しいものである。
チケットを取ってくれたのは友人だった。席はライトスタンド。応援団が近くにおり、各選手の応援歌もろくに知らない状態で放り込まれた。最初は戸惑いもあったが、周りの応援に合わせてやっていくうちに楽しくなってきた。
さて、肝心の試合の方はとんでもないものを見せられた。
巨人の先発はグリフィン。こないだ怪我してなかったか?と不安になったが、その不安は見事的中した。何と初回4失点の乱調。さらにヤクルトの山田哲人にツーラン、村上宗隆にソロを浴びて結局4回8失点の大炎上となった。
村上のホームランはライトスタンドに突き刺さった。ちょうど僕と友人の真上を超え、さらに後ろの方まで飛んでいった。プロのホームランの打球の伸びのエグさを感じる打球だった。これを体験できただけでも球場に足を運んだ甲斐があったというものだ。ちなみに、村上宗隆も同じ熊本出身で応援しているのだが、巨人戦ではあまり打ってほしくないのも本音である。
試合はボロ負けしたものの、半分は炎上したグリフィンのせい、もう半分はヤクルトの先発ヤフーレをまったく打てなかった打線のせいだと思えたので、そこまで悲壮感はない。
結論として、野球観戦は面白かった。
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