賛否両論!『ドラゴンズドグマ2』をクリアした感想を書く!

Notes

2024年3月25日にカプコンから発売されたアクションRPG『ドラゴンズドグマ2』をクリアしたので感想を書く。なるべくネタバレはしないように書いているので、未プレイ・これからプレイ予定の方もお気軽に読んでください。

最後は駆け足気味に41時間でクリア

「2」と付いていることから分かるように、本作は13年前に発売された『ドラゴンズドグマ』の続編である。続編ではあるがドラゴン、覚者、ポーンなどの世界観が共通しているだけで、舞台も違うしストーリーもまったくの別物なので本作からプレイしても何の問題もない。前作についても記事を書いているので興味があればぜひ。

「移動」と「戦闘」

多くのアクションRPGで次の2つの要素に多くの時間を使うことになる。

それは「移動」「戦闘」である。

つまり「動いて止まって戦う」という繰り返しの中に、レベルアップや装備の獲得および変更などの成長要素、NPCとの会話やクエストの受注、宿屋での休息といった戦闘以外の立ち止まる要素を加えたものがアクションRPGの基本フローといえる。

そして、ドラゴンズドグマシリーズは良くも悪くも「移動」と「戦闘」の二要素を尖らせた作品だと思うため、その部分について思ったことを書く。

前作から賛否両論の「移動」

ドラゴンズドグマシリーズはオープンワールドRPGだが、他のオープンワールドによくある自由なファストトラベルができない。そのため、プレイヤーは広大なフィールドを徒歩、または牛車で移動することになる。ファストトラベルがまったくできないわけではなく、刹那の秘石というアイテムを消費することで可能ではある。ただし、刹那の秘石は購入金額が高いため、たくさん使えるものではない。

この移動は前作でも賛否評論だった点らしいが、開発チームは2でもこの仕様を踏襲してきた。前作発売から13年が経ち、オープンワールドを採用するゲームも増え、知見も溜まった状態にも関わらず、この移動方法を採用したということは、これこそが開発の考える「ドラゴンズドグマらしさ」の一つということだ。

この移動が本作においても賛否両論となった。僕の観測している限りでは発売当初、否の声の方が大きかったように思う。やはり前作から13年という時間は決して短くなかったことが批判の原因だろう。開発側は前作を踏襲して作っているが、ユーザー側は1作目をプレイしていない者も多い上に、現在無数にあるオープンワールドゲームの方に親しんでいる者にとっては「このシステム面倒過ぎる」というネガティブな反応が出るのは仕方がないところだ。

開発の考える「タイトルらしさ」が新規ユーザーにとっては押し付けのように感じられてしまった。さらにカプコンは本作の宣伝にも力を入れていたことも原因だろう。ドラゴンズドグマというタイトルは人を選ぶ仕様になっているため、宣伝によって幅広い層のユーザーが遊んでしまいミスマッチを起こしたと思われる。

個人的にはドラゴンズドグマらしさは残しつつも、取っ掛かりやすい仕組みを入れても良かったのかもしれない。例えば、発見したものはどんどんマップに記載されるだとか、ファストトラベルが自由に出来るイージーモードなどだ。

問題はあるが、楽しい「戦闘」

本作の戦闘はとても面白い。前作もアクションRPGとしては高水準の楽しさだったが、それが正統進化している。ただし、アクションによる爽快感が得られるのは、ある程度プレイをした段階からである。

最初のうちは与ダメージが低く、敵の体力も高く設定されているため、雑魚敵の戦闘でも苦戦することになる。特に狼やゴブリンが集団で現れたときはボコボコにされて抵抗することもできず死ぬこともある。かなりのストレスだ。

また、ドラゴンズドグマシリーズの象徴的存在である「ポーン」との共闘はやはり面白い。ジョブによって使えるスキルが違うため、どんなパーティ編成にするかで攻略の難易度が変わる。全員ウォリアーのパーティなどにすると難易度がかなり高くなるのではなかろうか。

最初はストレスが大きかった戦闘も、ジョブをマスターし、レベルが上がっていくと爽快感のあるものに変わっていく。特にジョブの切り替えによって得られるプレイフィールの変更はとても楽しい。僕はウォリアーをマスターしたあとにシーフに変えたことがあるが、まったく異なる戦闘スタイルで爽快感が増して楽しかった。(ウォリアーが楽しくないという意味ではないが、クセの強いジョブであることは確かだ。)

今後の展開に期待するところ

現在、修正パッチやアップデートが配信されていて徐々に遊びやすくなっている。

尻尾がぷるぷるするリザードマンの死体

恐らくそのうち発表されるであろう大型DLCでは、前作の拡張DLCダークアリズンであったようなエンドコンテンツの追加が望まれる。また、前作のウルドラゴンのようなレイドもあると楽しいだろう。

また、今作の賛否両論ポイントのひとつ「竜憑き」に関しても何か追加要素があった方が良いのではないだろうか。明らかにデメリットの方が多い要素なので、あえて竜憑きにするメリットを増やすことでプレイヤーに色々な選択肢をもてるようにしてほしい。

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