2月は4冊の本を読んだ。いずれも1月からずっと読んでいたスワガーサーガだ。
S・ハンター『極大射程』上下巻を読んだ – 滑稽ウツボによる生存報告 (funny-moray.com)
2月の読書メーター読んだ本の数:4
読んだページ数:1794
ナイス数:14
ブラックライト 上 (扶桑社ミステリー ハ 19-2)の感想
前作とは趣が変わり、なんだか探偵小説のようなテイスト。バドのその後にはショックだったし、サムも老いてしまっているのはショックだったけど、少しずつ真実が見え始めていくのは面白い。
読了日:02月09日 著者:スティーヴン ハンター
ブラックライト 下 (扶桑社ミステリー ハ 19-3)の感想
上巻には無かったスナイパー同士の銃撃戦があって良かった。バドも元気に出てきて良かった。ただ、サムが死んでしまったのは悲しい。 サスペンス色の強かった前作から一転、ミステリ物のような雰囲気で進み、エンタメ小説として一貫しながらも色んなテイストで物語を書くことができる作者の力量に敬服。
読了日:02月13日 著者:スティーヴン ハンター
狩りのとき 上 (扶桑社ミステリー ハ 19-4)の感想
過去編が始まった。名前だけ出ていたダニーの人となりが描かれるのが良い。極大射程で名前だけ出てきたソララトフが出てくるが、極大射程とちょっと設定に食い違いがある気がする。この違和感は著者の間違いなのか、それとも下巻で何かタネ明かしがあるのか。
読了日:02月22日 著者:スティーヴン ハンター,Stephen Hunter,公手 成幸
狩りのとき 下 (扶桑社ミステリー ハ 19-5)の感想
上巻はほとんど1971年が舞台だったので、いつになったら現代のボブの話に戻るんだろうかと思いながら読んでいた。ダニーが死ぬことは極大射程から分かっていることなので、どういう展開になるか読めなかったからだ。しかし、この下巻ではそこに仕組まれた陰謀と真実が明るみになっていく。ミステリ要素あり銃撃戦ありで、どんどん読み進めてしまった。著者は読者を誘導するのが本当にうまい。
読了日:02月26日 著者:スティーヴン ハンター
読書メーター
これでボブ・リー・スワガーを主人公とした三部作+外伝一作(計七冊)を読み終えた。大長編シリーズということもあり、さすがにエンタメ要素が高くて面白い。
一作目の極大射程は、大統領暗殺未遂事件の犯人に仕立てられた主人公ボブ・リー・スワガーが、どのようにして難を逃れ、自分をハメた人間たちに報復していくのかという筋書きだった。続く二作目はボブの父親アール・スワガーの死の真相を追う探偵もののようなストーリー仕立てになっている。さらに三作目はボブの相棒だったダニーの話がメインで、それが現代のボブの身の回りの事件に繋がっていくというストーリーだ。それぞれ主人公は共通しているのだが、テイストが異なっており、飽きずに読むことができた。
一旦、スワガー・サーガはここで読むのをやめて、3月は違う毛色の本を読んでいくつもり。
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