2024年1月の読書まとめ

かつて僕は読書大好き少年だった。「図書館で本を借りまくり 知識を増やして次の本へ」(めざせポケモンマスターのメロディでお読みください)といった具合。しかし、当時は金がなく時間だけはあったので無料で手に入る娯楽として読書があったのだ。

大学生、会社人となっていくにつれ、労働、飲酒、乱痴気パーティの味を覚え、気が付けば読書習慣はどこかに消え去った。そもそもコンテンツ共有過多の時代だ。読書以外に映画、ゲームなどのエンタメも溢れかえっており、そのすべてがユーザーの可処分時間を奪い合っている。

そんな中で、あえて読書習慣を復活させようと思っている。ドラマや映画も面白いのだが、やはりそれらの原作小説の密度には敵わないことも多い。(当然、視覚情報的には映像の圧勝。しかし、キャラクターの内面を文字として描ける小説は、よりキャラクターの思考過程や苦悩を深堀りできる)

最低限1日15分は読書の時間を設けるという小さな小さな習慣だが、とりあえず2024年1月は毎日達成できた。その中で以前の記事で書いた2冊を含め、3冊の本を読めたので記録として残しておく。

1月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1357
ナイス数:3

極大射程 上 (扶桑社ミステリー)極大射程 上 (扶桑社ミステリー)感想
昔、映画の方は見た。年末年始のkindle本セールでシリーズが安くなっていたので一括で購入して読み始めた。 映画だと導入の部分が上巻の半分を割いて描かれているので読み応え抜群。僕は銃火器についての知識はなく、ミリオタでも無いが、文章からハードボイルドな格好良さが伝わってくる

読了日:01月10日 著者:スティーヴン・ハンター
極大射程 下 (扶桑社ミステリー)極大射程 下 (扶桑社ミステリー)感想
上巻での伏線が下巻で一気に回収される気持ちよさがある。丹念に準備された狙撃のような上下巻だった。



読了日:01月15日 著者:スティーヴン・ハンター
ダーティホワイトボーイズ (扶桑社BOOKSミステリー)ダーティホワイトボーイズ (扶桑社BOOKSミステリー)感想
スワガー・サーガの外伝的作品ということで読み始めた。悪党たちが主人公ということで最初は心配だったが、読み進めていくうちに悪党たちにも多少は感情移入してしまうようなストーリーテリングでついつい読み進めてしまった。どこかに純粋さを感じさせる悪党と、不倫をしているベテラン巡査とが追いつつ追われつつしていく展開が面白い。
読了日:01月29日 著者:スティーヴン・ハンター

読書メーター

スワガー・サーガだけで一ヶ月が終了してしまった。とりあえずボブ・リー・スワガーの三部作までは続けて読もうと思っているので、3月後半くらいまでスワガー・サーガを読むことになりそうだ。

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