県民手帳を買うという趣味2023

僕の趣味のひとつに「県民手帳を買う」というものがある。

県民手帳が何か?ということについては、ネットで調べたら以下のように出てきたので引用する。

各県の統計協会などが毎年発行している予定表付きの手帳。県民に役だつ生活情報や統計資料などが収録されている。全国の数多くの県で発行されている。

 県勢や市町村勢の統計データ、主要な機関や施設などの所在に関する情報、緊急時の相談窓口や災害避難に関する情報に加え、郷土にまつわるシンボルや由来、地図、県民の歌、伝統行事などが載録されている。県によっては、名所や名物、ご当地グルメの情報などが掲載されている場合もある。

引用元(https://kotobank.jp/word/%E7%9C%8C%E6%B0%91%E6%89%8B%E5%B8%B3-1611695)

要するに、各県ごとに発行されている県民に役立つ情報が乗ったスケジュール帳である。

県民手帳ということもあり、東京や大阪、北海道は発行していないらしい。ちなみに、県でも神奈川と兵庫も発行していないらしい。奇しくも、どちらの県も県警の評判が悪い県のような…?

上記のように、県民手帳はスケジュール帳なので毎年発行されている。そして、僕は毎年何種類かの県民手帳を買っているというわけ。(流石に全種類は買っていない……)

県民手帳は各県のコンビニエンスストアか、書店で購入できる。コンビニのレジの脇に積んである手帳の山を見たことがないだろうか? アレが県民手帳である。手帳の山を見て、誰が買うんだろうと思ったそこのアナタ。僕のような人間が買っています。

■ 今年購入した県民手帳

埼玉県民手帳

非常にシンプルで、右上に県章と2023のみが書かれている。一見すると、何の手帳か分からない。埼玉県の県章はシンプルだが、結構格好いいように思う。

熊本県民手帳

わざわざ右上に「熊本県」と書いているが、書かなくてもどこの県民手帳か一発で分かる。色も三色あって、一番派手なピンクを買ってみた。

おとぼけ顔のくまモンと、逆立ちをするくまモンの2体が同時に表紙を飾っている。熊本県に行った人なら分かっていただけると思うが、熊本にはあらゆる場所にくまモンの絵が載っている。

この調子でいけば、熊本市が「くまモン市」などに改名することすらあるかもしれない……。
いや、わりとマジで。

岡山県民手帳

今回買った中では最も普段遣いに耐えられそう。色が良い。

倉敷駅内のコンビニエンスストアで購入した。

■ オマケ

大きな市であれば、市民手帳というものもある。

さいたま市民手帳

写真で見ると派手な色に見えるが、実物は落ち着いた赤色。

なぜか左下にドラゴンのような生物が描かれており、見た者を「あれ? 今年って辰年だっけ?」と混乱させる。2023年はうさぎ年である。では、なぜドラゴンが描かれているのか。答えは手帳の中に書いてあった。

さいたま市PRキャラクター「つなが竜 ヌゥ」。見沼出身らしい。

ちなみに、僕はさいたま市民ではない。

■ おわりに

この記事を通して、県民手帳の魅力が1%くらいは伝わったかと思う。

しかし、こんなに何冊も手帳を買って何に使うのか。そういう疑問を持たれた方もいると思うので、お答えすると「ほとんど使わない」ということになる。そもそも、僕はデジタルでメモを取っているし、カレンダーもスマホアプリを使用している。それでも購入しているのは、純然たる趣味だからとしか言いようがない。

ただし、「ほとんど使わない」ということに着目してほしい。ちょっとは使っているのだ。どんなときに使うかというと、各県民手帳には最初の方に県内の観光施設の案内が載っていることがある。そこをよく見ると、「県民手帳をご提示で〇〇プレゼント」などと書いてあるのだ。

例えば、埼玉県民手帳には「川越まつり会館」で手帳を提示すると料金が60円安くなる。「たった60円か……」などと思ってはならない。元の値段が300円なので、20%の割引である。これが凄いかは置いといて、真の楽しみは提示するときにある。

ほとんどの人間が県民手帳の存在を知らないため、観光施設で県民手帳を提示しても、むしろ受付の人が「これ何でしたっけ…?」みたいな反応をすることがある。これが面白いのだ。他の観光客はもちろん、施設の人もよく知らない謎の割引を使う優越感。これを読んでいる諸君も、ぜひこの気持ちを味わってほしい。

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