河口湖に行ってきた

Notes

週末を利用して、山梨県の河口湖に行ってきた。

今回の旅行は高速バスを利用した。中央道を走って山梨県に向かう中、高速道路のとある場所で、道の右側にはラブホテル、左側には老人ホームがある風景があった。「エロスとタナトス」「諸行無常」「ゆりかごから墓場まで」という言葉がサッと頭の中を巡った。

バスは富士急ハイランド、河口湖駅、富士山駅の順に停まった。僕が行ったときには、まだ富士山に登ることができる時期だったため、バスの車内や河口湖駅前には富士登山に来たと思われる人々で賑わっていた。

池袋駅東口のバス乗り場から河口湖駅前まで約2時間の予定だった。土曜日の朝7時10分発のバスに乗ったが、高速がやや渋滞しており30分ほど遅れて到着した。

特に目的があって河口湖に来たわけではないが、周辺施設について下調べをしていた。そのため、河口湖を周遊するバスがあることも知っていたので、河口湖駅構内にあるバスきっぷ売り場で周遊きっぷ(2日間その路線に乗り放題)を買い、周遊バスで河口湖の南側をウロウロした。

道の駅かつやまの展望台からの風景

道の駅かつやまに行った。道の駅の物産館が目当てだったが、特に買うものはなし。シャインマスカットや巨峰を売っていたが、そのあとの行動を考えて買うのをやめた。りんごだったら買っていたかもしれないが、ぶどうは繊細すぎる。移動しながらカバンの中でぶどうジュースを作りたくはない。

道の駅の近くにあったハーブ館、ワイン館をひととおり巡ったのち河口湖の周りを散歩した。湖には大きい白鳥がいて、人間がちょっかいをかけても無視していた。あと、犬を散歩させている人が多数いて、犬も気持ちよさそうに歩いていた。

河口湖散歩を満喫したのち、宿に向かう。泊まった宿は「ホテルニューセンチュリー」というホテルだ。建物自体は少し古い気がするが、サービスや部屋はとても良い。河口湖と富士山が見える部屋に泊まることができた。

ホテルの部屋から見た河口湖と富士山

はじめて山梨県側から富士山を見た。静岡側から見ていた風景とはまた違って良い。もともと悪天候も予想されていたが、到着してみると晴れていて良かった。

二日目は「河口湖音楽と森の美術館」と「河口湖木ノ花美術館」というふたつの美術館に行った。これらの美術館はそれぞれ歩いて行ける距離にある。ホテルの方に「久保田一竹美術館も良い」とオススメされたのだが、時間の関係で行くことができなかった。

河口湖音楽と森の博物館は、オルゴールなど自動演奏をする楽器が置いてある博物館だ。砂絵パフォーマンスなんかもやっていて、子ども連れでも楽しそうだなと思った。本館には本物のストラディバリウス(僕でも知っているバカ高いバイオリン)があるということだったが、僕が行ったタイミングだと別の博物館に貸出をしていて見ることができなかった。

河口湖木ノ花美術館は、猫のダヤンシリーズの展示をしている美術館だ。よく考えると、僕はダヤンシリーズを読んだことがなかったが、幻想的で可愛らしい絵は見ていて楽しかった。

特に目的もない旅行だったが、周遊バスのおかげで周辺施設を色々と周ることができて良かった。もちろん、自分で車を運転すればもっと色々できたのだろうけど、バスの良さは運転せずとも乗っていれば着くというところにある。それにバスには色んな人が乗っているのも楽しい。

時間が経つのはあっという間で、気が付いたら帰る時間。帰りも高速バスだったのだが、日曜夕方の中央道の渋滞を舐めていた。結局、2時間ほどの行程が、3時間40分かかった。普段、高速道路を使ってどこかに行くことがないため、これが通常運転なのか、むしろ軽めの渋滞なのかも分からなかった。とにかく、同じくバスで河口湖に行く方は時間に余裕をもって移動した方が良いだろう。

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