別の記事でも書いたのですが、Apple TV+という動画のサブスクに入っています。その名の通りMacやiphoneを作って売っているあのAppleが展開しているサービスです。iPhoneユーザーでも存在すら知らない人もいるかもしれません。
そのApple TV +で『窓際のスパイ』という作品が配信されています。失礼ながら、ちょっと日本語版のタイトルがダサいので見ていませんでした。やっぱり「窓際の〜」といえばトットちゃんを連想してしまいますよね。しかし黒柳徹子は出てきませんし、舞台はイギリスです。それに黒柳徹子は多分スパイじゃないと思います。
ちなみに原題は”Slow Horses”(鈍足の馬たち)です。確かに原題ままだとスパイものだと分からず、競馬か何かの作品と勘違いしてしまいそうですね。原作小説の一作目が『窓際のスパイ』と訳されているので、ドラマのタイトルも同じにしたのでしょう。
そんなわけで食わず嫌いしていたのですが、評価が高いらしいということで少し時間がある時期に見始めたら、これがかなり面白かったです。タイトルごときで敬遠していたのを後悔しました。
タイトルの通り、窓際に追いやられたスパイたちの話です。舞台はイギリスなので、主人公たちが所属するスパイ組織はMI5です。MI5内で問題を起こした人間たちが左遷される部署“Slough House”(スラウハウス、泥の家の意)。そこのメンバーたちが様々な事件や陰謀に巻き込まれていくというお話です。
スラウハウスを束ねる元凄腕のスパイのジャクソン・ラムを、ゲイリー・オールドマンが演じています。僕は事前情報を入れずに観たこともあり、シーズン1の2話くらいまで、これがゲイリー・オールドマンだと気付きませんでした。3話のオープニングでゲイリー・オールドマンと書いてあることに気付いて、これそうだったのかよと思いました。それくらい役作りが凄い。
登場するキャラクターたちの口が悪く、観ている最中こっちにうつりそうになるほど。シリアスな展開も多いですが、軽口や皮肉たっぷりのセリフが多くて結構笑えます。ずっと見ていると、僕の口も何だか悪くなってきた気がします。生活に少し悪影響があるので注意してほしいです。
オープニングも良いんですよね。曲はミック・ジャガーの『Strange Game』。めちゃくちゃ格好いい。オープニングは毎回飛ばさずに観ていました。
『窓際のスパイ』は現在シーズン5まで配信中。各シーズン6話ずつなので合計30話あります。最初のシーズンはこんなものかと観ていたのですが、シーズンが進むにつれどんどん面白くなっていきます。
このドラマの面白いのは、新シーズンの配信開始前に既に次のシーズンを撮っているという撮影スケジュールです。配信されている最新シーズンはシーズン5ですが、既にシーズン6は撮り終わっているのです。そのため、シーズン5の最終話のあとには次のシーズンの予告映像が流れます。既に撮っているなら早く観せてほしいと思いますが、ファンは一年間お預けをくらうことになります。