競馬

  • POG2025-2026シーズンの指名馬

    今シーズンもPOGに参加しています。参加しているのはJRA-VANのもの、ネットケイバのもの、友人3人と行っている私的なグループでのものの3つです。

    JRA-VANとネットケイバは、両サイトが主催しているもので上位に入ればQUOカードなどの景品が貰えます。これは全国のユーザーとの勝負なので、初出走前であればどんな馬でも指名できます。

    私的なグループのものは、友人と指名馬が被った場合には条件に応じて誰が指名するのか決まるため、自分が指名したい全ての馬を指名できるわけではありません。そのため、参加しているPOGごとに指名馬が若干異なる場合があります。

    指名馬(JRA-VAN、ネットケイバ)

    二つのPOGですが、同じ馬たちを指名しています。

    指名ルールは以下です。

    • 未出走の2歳馬(2026年だと3歳馬)
    • 最大10頭まで
    1. ラディアントスター
    2. ガードオブオナー
    3. ブラックオリンピア
    4. イクシード
    5. サリエンテ
    6. ボンボンベイビー
    7. アランカール
    8. プリモマーレ
    9. ロスパレドネス
    10. ベレシート

    一位のラディアントスターはサトノアラジン産駒。ちょっと王道から外れた路線ですが、評価が高かったのと半姉のクリスマスパレードが先日のヴィクトリアマイルにも出ており芝もいけそうだと見込んで指名しました。

    二位のガードオブオナーはサトノダイヤモンド産駒。こちらも半姉にソングラインというG1馬がいることから地力に期待しています。まさかの一位二位を冠名サトノがついた父をもつ馬で固める日がくるとは。

    そのほかだと、ボンボンベイビーは新種牡馬コントレイル産駒です。ロスパレドネスは皐月賞馬ジオグリフの全弟。明日6/29に初出走する予定です。ベレシートはクロノジェネシスを母にもつ馬です。初仔はどうなるか分からないので賭けですが、期待したいところです。

    指名馬(グループPOG)

    こちらの指名ルールは以下です。

    • 未出走の2歳馬
    • 15頭まで指名
    • 指名が被った場合、指名の優先度順にて指名権を得る

    こちらの方が頭数が多く、ドラフト形式なので希望した馬を指名できない可能性があります。

    1. ラディアントスター
    2. ガードオブオナー
    3. イクシード
    4. ボンボンベイビー
    5. アランカール
    6. プリモマーレ
    7. ロスパレドネス
    8. シーガルワールド
    9. アスクブームキセキ
    10. カルロット
    11. ダノンテムズ
    12. フィロステファニ
    13. ボクサークラブ
    14. インタノン
    15. モズエムブイピー

    JRA-VANのものと見比べていただければ、どの馬を指名できなかったのか分かると思います。やはり一位二位をサトノアラジン、サトノダイヤモンドで固めた戦略が仇となった感はあります。

    シーガルワールドは母メーヴェ。メロディレーンやタイトルホルダーの半妹となります。どちらもスタミナがある馬ですが、父がペンバトル(海外馬なのでよく知らない)に変わったことでどうなるか未知数ですが指名。ちなみにタイトルホルダーはかつて指名していました。

    ダノンテムズは父ダノンキングリー。あのロジャーバローズに負けてダービー2着だった馬です。このときのダービーは現地観戦していて、???となったのを覚えています。母はショウリュウムーン。ショウリュウイクゾなどを輩出しています。

    モズエムブイピーは父グランプリボス、母モズスーパーフレアという父母両方G1馬。グランプリボス産駒は恐らく今年度はこの馬だけ。種牡馬としての命運が託された形となりますね。

    15頭も指名できると、色々な種牡馬の産駒を入れられるので楽しいです。昨シーズンはそれで調子に乗りすぎて失敗したのですが、今シーズンはどうなるでしょうか。


  • POG2024-2025シーズンを振り返る

    今年も日本ダービーが終わりました。前評判通り、クロワデュノールが勝ちましたね。波乱含みの展開も面白いのですが、やはり日本ダービーなどの大舞台ともなると強い馬が強い競馬をして勝つというのが一番盛り上がる気がします。

    日本ダービーが終わったということは、今年もPOGのシーズンが終わったということでもあります。またもや参加していたので、振り返っていきたいと思います。

    ◾️指名馬

    馬名性齢厩舎状態ポイント
    ショウナンザナドゥ牝3[栗東]松下武士前走・NHKマイルC(G1) 16着7,830
    ファイアンクランツ牡3[美浦]堀宣行前走・東京優駿(G1) 9着5,280
    ミッキーマドンナ牝3[美浦]堀宣行前走・3歳500万下 2着2,310
    アルレッキーノ牡3[美浦]国枝栄前走・3歳500万下 9着1,220
    ラヴァブル牝3[栗東]松下武士前走・君子蘭賞(500万下) 14着1,050
    プリモシークエンス牡3[美浦]木村哲也前走・2歳新馬 3着190
    ジャックオダモ牡3[栗東]矢作芳人前走・3歳未勝利 11着172
    ブラックセイバー牡3[美浦]栗田徹前走・3歳未勝利 4着124
    シティオブロンドン牡3[栗東]吉村圭司前走・3歳未勝利 9着50
    ミッキーショット牡3[栗東]矢作芳人前走・3歳未勝利 14着40

    ◾️振り返り

    見ての通り惨敗でした。

    ショウナンザナドゥはフィリーズレビューを勝ったので、重賞馬を指名できたのは良かったです。日本ダービーについてもファイアンクランツが出走しました。結果は9着でしたが、この大舞台に立てる18頭のうち1頭を指名できたのは良かったと思います。

    半分の5頭は勝ち上がることができず苦戦しました。いずれも前評判は悪くなかったと思うのですが、競馬の難しさを感じます。中でも期待していたプリモシークエンス(父エピファネイア 母プリモシーン)は、残念なことになり関係者の無念も感じます。

    2023-2024シーズンも振るわなかったため、二年連続で外す結果となりました。

    ◾️グループでのPOGの振り返り

    実は個人のPOGとは別に友人とグループでのPOGも行っています。そちらはウェーバー制で15頭の指名を行うというルールです。グループPOGの指名馬についても振り返ります。

    うまくテーブル形式で貼り付けできなかったので、リスト形式で見づらいですがご容赦ください。

    1. ショウナンザナドゥ (牝3) 7,750pt

    2. ファイアンクランツ (牡3) 5,210pt

    3. ミッキーマドンナ (牝3) 2,260pt

    4. グロスビーク (牡3) 1,445pt

    5. アルレッキーノ (牡3) 1,170pt

    6. ラヴァブル (牝3) 1,000pt

    7. アースグレーザー (牡3) 596pt

    8. デアマトローナ (牝3) 291pt

    9. プリモシークエンス (牡3) 180pt

    10. アクチノータス (牝3) 160pt

    11. ジャックオダモ (牡3) 112pt

    12. ブラックセイバー (牡3) 84pt

    13. メロンパンマニア (牡3) 55pt

    14. シティオブロンドン (牡3) 0pt

    15. ミッキーショット (牡3) 0pt

    残念ながらグループPOGでも振るわず、三人中三位の最下位となってしまいました。グループPOGではポイントの計算方法などが若干違うため、個人で登録しているものと同じ馬でも獲得ポイントに差異が生じています。

    グループでのみ指名した馬について書くと、僕の鳴物入りでの指名は、メロンパンマニア。名前が面白いのもありますが、父ウインブライトは現役のとき好きだったので指名してみました。中央では結果を出すことはできませんでしたが、地方で元気に走っているようで良かったです。

    アースグレーザーはサングレーザー産駒。これも結構好きな馬だったので指名。いまのところ中央では勝ち上がっている産駒がいないようで、今年は正念場になりそうです。

    今年もPOGに参加しているので、今年こそはリベンジしたいと思います。


  • POG2023-2024シーズンを振り返る

    今年も日本ダービーが終わり、早くも一ヶ月が経った。今年もPOGに参加していたので振り返っていく。

    ■ 指名馬一覧

    馬名性齢厩舎状態ポイント
    アマンテビアンコ牡3[美浦]宮田敬介前走・羽田盃競走(G1) 1着8,340
    メリオーレム牡3[栗東]友道康夫前走・プリンシパルS(L) 2着3,380
    ホウオウプロサンゲ牡3[栗東]矢作芳人前走・皐月賞(G1) 11着2,210
    ガルサブランカ牝3[美浦]木村哲也前走・チューリップ賞(G2) 8着1,180
    ビダーヤ牡3[栗東]矢作芳人前走・3歳未勝利 1着1,040
    コンドライト牡3[美浦]菊沢隆徳前走・3歳未勝利 3着783
    モカラルビー牝3[栗東]四位洋文前走・3歳未勝利 7着30
    ダークケリー牝3[栗東]高柳大輔前走・3歳未勝利 16着10
    ダノンモンブラン牡3[栗東]中内田充前走・3歳未勝利 9着10
    エヴァンジェリーナ牝3[栗東]斉藤崇史前走・2歳新馬 6着10

    ■ 振り返り

    見ての通り、良くはない結果だった。見どころがあったのはポイント獲得数上位三頭だろうか。

    まず、白毛のアマンテビアンコがG1羽田盃を勝利している。しかし、これは今年から新たに整備された三歳ダート三冠というやつの一つで勝利したときの賞金(即ちPOGにおけるポイント)がそこまで多くない。個人的にはダート路線も面白いとは思うのだが、どうしても高い賞金のレースは海外(ドバイやサウジ)になってしまい、そちらの獲得賞金はPOGのポイントとして換算されないのが辛いところだ。地方レースはポイントとして換算されるので、今後は三歳ダート三冠を軸にもっとダート路線が盛り上がれば良いなと思っている。

    メリオーレムはシュヴァルグラン産駒の中ではかなり活躍した馬だ。プリンシパルSで惜しくも二着だったのでダービー出走は逃したが夢を見させてくれた。ホウオウプロサンゲはキズナ産駒の逃げ馬。アイビーS二着だったところまではかなり順調だったのだが、そこからもうひと伸び欲しかったがなかなか難しい。それでも皐月賞に参戦できたのは凄いことである。

    それ以外の馬を見るとなかなか未勝利を脱出できず苦しんだ馬が多かった。アエロリットの初仔であるコンドライトや、クロコスミアの初仔のモカラルビーもずいぶん苦労したようだ。やはり初仔はなかなか難しいようだ。

    エヴァンジェリーナはモーリス産駒で母ジェンティルドンナという良血馬だったが、一戦走ったのち怪我が発覚、その後競争能力喪失ということで登録抹消になってしまった。かなりの素質馬だったと思うので関係者の無念を思うと言葉にならない。牝馬なので繁殖入りしていると思うので、将来エヴァンジェリーナの仔たちが活躍することに期待したい。


  • POG 2022-2023を今さら振り返る

    こないだ日本ダービーが終わったと思ったら、いつの間にか有馬記念が目前に迫っていた。今年は色々と忙しく過ごしていたので、前年の1.5倍速くらいで時が経つようだった。

    あと少しで今年が終わるという中で「そういえば昨シーズンのPOGの振り返りをやっていないな」と思った。毎年やっていることをしないまま年を越すのも気持ちが悪いので、今更すぎることは承知の上でこの記事を書いている。

    ■ 昨年の指名馬

    馬名厩舎状態ポイント
    タスティエーラ[美浦] 堀宣行前走・ 東京優駿(G1) 1着44,750
    リバティアイランド[栗東] 中内田充前走・ 優駿牝馬(G1) 1着37,450
    ラヴェル[栗東] 矢作芳人前走・ 優駿牝馬(G1) 4着5,950
    オープンファイア[栗東] 斉藤崇史前走・ きさらぎ賞(G3) 2着2,760
    メイクザビート[栗東] 西園正都前走・ 3歳500万下 6着1,970
    フェイト[栗東] 矢作芳人前走・ あやめ賞(500万下) 2着1,730
    ダイヤモンドハンズ[栗東] 池江泰寿前走・ 札幌2歳S(G3) 3着1,500
    ネアセリーニ[栗東] 高野友和前走・ 野路菊S(OP) 5着990
    ナヴォーナ[栗東] 矢作芳人前走・ NHKマイルC(G1) 8着650
    ピヌスアモリス[栗東] 松下武士前走・ 3歳未勝利 8着540

    ちなみに以下のリンクから僕の指名馬とその成績を見ることができる。
    JRA-VAN POG | プレイヤーページ

    ■ 振り返り

    自分で言ってしまうが、かなりスゴい指名に成功している。

    タスティエーラはダービー馬リバティアイランドは三冠牝馬だ。この二頭だけで80,000を超えるポイントを獲得している。他の8頭の獲得ポイントを合わせても15,000ポイントに届くかどうかのラインなので、めちゃくちゃ凄い馬を1頭ならず2頭も指名してしまったことになる。指名した俺が凄いというより、色々と参考にした本やサイトなどなどの情報が凄い。ちなみに俺自身に相馬眼はない。もちろん全ての馬たちが凄い。

    そもそも昨年のことを思えば、10頭すべてが出走していることが奇跡である。しかも、未勝利はピヌスアモリスの1頭のみ。それでも500pt以上稼いでいるのだから十分過ぎる。

    個人的に最も期待していた馬はダイヤモンドハンズだった。滑り出しこそ良かったものの、途中で怪我をしてしまいクラシックに間に合うことはなかった。ディープインパクトのラストクロップの1頭であるオープンファイアもミーハー指名をしていた。クラシックに出ることはできなかったが、G3で2着ということでかなり頑張っていた。

    今回、友人2人とやっていたPOGでは圧勝だった。日本ダービーは賞金が3億くらいなので、これを勝つだけでPOGにおける30,000ポイントを獲得することができる。ダービー馬は同じ世代の頂点(あくまでも、この段階でということだが)なので、これくらいのポイントの価値がある。実は友人の馬もダービーに出走していて、最悪逆転されるかもしれなかったのだが、何とかタスティエーラが頑張ってくれた。昨年は最下位だったので、単に指名順や運だとは思うが、もしかすると少しは運の流れのようなものがあるのかもしれない。

    さらに、この10頭でJRA-VAN POGとnetkeibaのPOGダービーにも登録していた。JRA-VANのPOGでは182位(98,627人中)、netkeibaのPOGでは180位(59,439人中)だった。参加人数が4万人も違うのに順位はほぼ一緒ということは、多くの人が僕と同じように両方のサービス(人によっては更に多くのサービス)でPOGに参加しているのかもしれない。そして、ガチ勢ほど多くのサービスに登録していると考えれば、参加人数が違うのに上位の順位はほとんど変わらないということになる。

    なぜ複数のPOGサービスに登録するのか。それはある程度の順位以上になると賞品が貰えるからである。僕も今回JRA-VAN POGから2000円分のQUOカードを貰った。指名馬のリバティアイランドの写真のQUOカードで嬉しい。

    ■ おわりに

    かなり調子に乗ったような内容の記事になってしまった。実はギャンブルとしての競馬は辞めて一年以上経つ。しかし、今シーズン(2023-2024)もPOGだけは友人2人と共にやっている。いまのところ今年はあまり調子が良くない(やはり運には流れがあるのか???)。しかし、来年デビューの馬でもダービーで能力を発揮することはあるため、あと半年ほど長い目で指名馬たちを追っていきたい。


  • POG 2021-2022を振り返る

    今年のPOGのシーズンも終了したので、成績を振り返っていきたいと思う。

    ちなみに昨年のPOGの振り返り記事は以下の通り。

    https://omoutsubo.funny-moray.com/1123/pog-2020-2021%E3%82%92%E6%8C%AF%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%82%8B/

    本題に入る前に少し自慢なのだが、昨年指名したタイトルホルダーとアカイトリノムスメがそれぞれ秋のクラシック(菊花賞と秋華賞)を勝った。POG的にはポイントが加算されなかったので、完全なる自己満足の自慢である。

    タイトルホルダーは天皇賞・春も勝ち、宝塚記念もファン投票1位だ。その後、凱旋門賞も見据えているというのだから凄い。一方、アカイトリノムスメは既に抹消済み。これからの活躍に期待がかかる馬だっただけに残念。同世代のライバルかつ同一馬主のソダシが、今年のヴィクトリアマイルを制したので、今後はソダシの活躍をたくさん見られれば嬉しいと思う。

    さて、自慢と回顧はこのくらいにして本題に入っていきたい。

    2021-2022シーズンの僕の指名馬とその獲得ポイント数は以下の通りである。

    馬名性齢厩舎状態ポイント
    マイシンフォニー牝3[栗東]松永幹夫前走サンスポ賞フローラS(G2) 4着2,527
    スリーパーダ牝3[栗東]斉藤崇史前走フィリーズレビュー(G2) 10着1,940
    アイキャンドウイッ牡3[栗東]池江泰寿前走・3歳未勝利 1着1,320
    チェルノボーグ牡3[栗東]藤原英昭前走・3歳未勝利 2着730
    ファムスパーブ牝3[美浦]栗田徹前走・3歳未勝利 6着188
    カラパナブラック牡3未定未出走0
    ライラックワイン牝3[栗東]松永幹夫未出走0
    レイリ牡3[美浦]萩原清未出走0
    フィアレスデザイア牡3[美浦]鹿戸雄一未出走0
    ピエドラデルーナ牝3[栗東]清水久詞未出走0

    ■ 良かった点

    特になし

    ■ 反省点

    結構真面目に指名したはずなのに、蓋を開けてみると反省点だらけのシーズンだった。上の表を見ると、恐らくPOGをやっていない人でも良い結果ではないことがすぐに分かると思う。

    表の下部に並ぶ0、0、0、0、0、0。これは指名馬の半数にあたる5頭が0ポイント、つまり出走すらできなかったということを指す。体質や適正、思わぬ怪我など出走できなかった理由はさまざまだと思う。運が悪かったということもあると思うが、無事之名馬という言葉が身に沁みる。

    1勝以上できた馬は、指名馬10頭中3頭のみと散々な結果であった。そのような結果であるので、今年はクラシックに出走することは叶わなかった。

    今年も友人らふたりと一緒にPOGグループを作って競っていたのだが、ひとりがキラーアビリティを指名していたため、彼の圧勝。もうひとりは僕と同じく散々な結果だったらしい。

    既に始まっている2022-2023シーズンは、少なくとも今年よりは良い結果を出したいものである。


  • 日本ダービー2022回顧

    今年の日本ダービーも終わってしまった。

    恥ずかしながら、ダービー前日に僕自身の予想と意気込みを記事にした。

    https://omoutsubo.funny-moray.com/1207/%E6%9C%80%E8%BF%91%E3%81%AE%E7%AB%B6%E9%A6%AC%E3%81%AE%E5%8F%8E%E6%94%AF%E3%81%A8%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%A9%B1/

    僕の本命は「アスクワイルドモア」という馬。その理由は有利な1枠1番、そして前走京都新聞杯勝ち馬の2点。しかも、それはアスクワイルドモアの父馬のキズナがダービーを勝利したときと同じ条件である。これらのデータは、何となく運命のようなものを感じさせた。

    また、負けがこんできたので今回のダービーを最後に少しの間、賭け事から身を離そうと思っていた。ツキがない僕が、ツキのありそうな馬を本命とするのは自然なことだ。

    さらに、鞍上が岩田望来というところも買いたくなる材料だった。彼は重賞をずっと勝てず、「親の七光り」だの「(横山)武史と天と地ほどの差がついた」だのネット上で言われたい放題であった。しかしながら、ついに今年重賞を初めて勝ち、その勢いのままに2勝目の重賞勝利を手にした。

    「岩田望来がG1、しかもダービージョッキーになったら盛り上がるやろなあ(ニチャア)」

    僕の中に、岩田望来を応援する思いと、穴馬なので儲かるだろうという欲望が混在していた。あと、なぜかG1を勝てない三浦皇成の顔が浮かんだ。

    そして、発走。岩田望来の父、康誠が乗ったデシエルトが外から先頭を伺う。1コーナーを曲がる頃には、「あっ、これは無理だな」と察してしまった。アスクワイルドモアはお世辞にもキレる脚は持っていない。馬券に来るパターンがあるとすれば、先行して前残りにワンチャン賭けるしかない気がしていた。そして前半1000mを通過したとき、次のような実況が聞こえた。

    「1000m通過、58秒9でいっています」

    これは死刑宣告に等しい言葉であった。あまりにも早すぎる時計。4コーナーから「よーいドン!」の戦いになることは目に見えている。そして、実際その通りになった。

    勝ったのはドウデュース。鞍上は武豊。大一番で武豊が勝つと、どこか「しょうがないか」という気持ちになるのはなぜだろうか。それに馬主のキーファーズも、数年前にはダービーを勝つとは思わなかった。しかし、武豊を凱旋門賞で勝たせるという執念じみた思いが、武豊を再びダービーで勝利させたのは確かだろう。もしかすると、凱旋門賞ももしかするんじゃないかと期待してしまう。

    2着にはイクイノックス。東スポ杯を勝ったときには「これはダービー馬かも」と界隈が盛り上がったものだが、実際には皐月賞、ダービー共に2着。この成績はサリオスを思い出させるが、イクイノックスの全盛期がここではないことを祈る。(もちろんサリオスも復活する可能性はあるが……)

    1着、2着ともに上がり3ハロンが33秒台後半。イクイノックスの方が若干速かったが、道中の位置取りが効いた。そして3着のアスクビクターモア。まさに前残りの典型といった田辺騎手の良騎乗。アスク違いの3着。ビクターをワイルドと書き直しても、僕の馬券は当たらないので関係ない。

    僕の本命のアスクワイルドモアは12着。13番人気だったので、人気よりは前の着順だった。ちなみに裏本命のダノンベルーガも4着。こちらから馬券を買っていても、どちらにせよ負けていたことになる。清々しいまでの完敗である。

    何はともあれ、見ている分にはとても面白いレースだった。ここで馬券購入は一休みだが、競馬は馬券を買うだけがすべてではない。そう、ダービーが終わったということはPOGのシーズンが終わり、そして次のシーズンが始まったということである。また、買わずとも予想はできる。どちらにせよ夏競馬は買うつもりは無かったので、買わない期間のうちに予想力を付けられるようにしたいものだ。


  • 最近の競馬の収支と明日のダービーの話

    いつの間にか、2022年も5月が終わろうとしている。それは競馬ファンにとっては「東京優駿」、いわゆる日本ダービーが開催されることを意味する。

    時が経つのは早いもので、昨年のダービーは2冠がかかるエフフォーリアと、食い下がるシャフリヤールの壮絶な叩き合いが演じられ、競馬ファンたちを非常に熱くしたものだった。結果的にシャフリヤールが勝ったが、敗れたエフフォーリアもその後、天皇賞(秋)と有馬記念を勝つなど、どっちも強い馬たちの戦いだったので見どころがあったのは当然と言えるかもしれない。

    さて、ダービーの話は一旦置いといて、僕の最近の競馬収支の話をする。はっきり言って、今年はまったく当たっていない。マイナスもマイナスである。とは言え、僕は生活費を削るほどギャンブルにのめり込んでいるわけではないので、今年5ヶ月の負けと言ってもたかだか2万円弱ほどだ。それでも負けは負け。お金より何より自分の予想センス、馬券センスの無さに失望している。勝負は時の運とも言うので、今年はツキから見放されているのかもしれない。

    僕の今年の馬券の収支がボロボロということが分かっていただけたところで、明日のダービーの話に戻る。なぜダービーと収支の話が結びつくかというと、明日のダービーを最後に今年は馬券購入を控えようかと思っているからだ。一旦、馬券購入という金銭欲から身を離し、純粋に馬が走る姿を楽しむべきなのかもしれないと思う。

    このような決意をしたところで、それでは「一体どの馬に今年最後の馬券を託すのか」という点が問題になる。

    結論から言うと…

    1枠1番 アスクワイルドモア

    君に決めた!!!!!

    この記事を書いている5/28 20:00段階で、アスクワイルドモアは11番人気の単勝40.1倍だ。18頭中11番人気なので、中というより大に近い穴馬である。破れかぶれで予想をしているということもなくはないが、この馬を本命とするのには一応根拠もある。

    木曜日に全馬の枠順が公開されたとき、イクイノックスやダノンベルーガなど有力馬は全部外側の枠にいってしまった。これが運命のいたずらなのか、JRAの陰謀なのかは分からないが、とにかく強いとされている馬が全部外側にいっちゃったのである。ダービーは外枠より内枠が有利で、その中でも1枠の馬の三着内率はかなり高いということは有名である。

    さらに1枠1番かつ前走京都新聞杯というのはキズナ、ロジャーバローズなどのダービー馬と被る。ちなみにキズナはアスクワイルドモアの父馬である。また、ロジャーバローズは12番人気でダービーを勝ち、当時実際に競馬場でダービーを観戦していた僕とその友だち、そして日本中を「???」という気持ちにした馬だ。(ダービー後、引退してしまったので最強の勝ち逃げなどと言われていたのが懐かしい)

    加えて、鞍上が岩田望来騎手という点も面白い。岩田望来騎手と言えば、今年の京都牝馬Sで重賞初制覇をした。これが98回目の重賞挑戦で初めて掴んだタイトルだった。その後、アスクワイルドモアで京都新聞杯を勝ち、すんなりと重賞2勝目を手にした。これは完全に””流れ””が来ている……!!!

    馬券は潔くアスクワイルドモアの単勝でいきたい。

    何より「ダービージョッキー岩田望来の誕生」を、君も見てみたいとは思わないか…?

    ……ちなみに、通信共同杯を見たあと以下のツイートをしていた。

    もしかすると、ダノンベルーガとアスクワイルドモアの馬連ワイドあたりも買い増すかも……。(こんな態度なので馬券が当たらない)

    何はともあれ、明日は当たろうが当たるまいが楽しみたいものである。


  • POG 2020-2021を振り返る

    今年の日本ダービーはエフフォーリアとシャフリヤールのハナ差の叩き合いで大いに盛り上がった。日本ダービーの結果が出たということは、つまり2020-2021シーズンのPOGも無事に終了したということだ。

    僕は2020-2021シーズンのPOGも懲りずに参加していた。今年こそは日本ダービーが終わったら、すぐに振り返り記事を書こうと思っていたのだが、面倒臭がっているうちに夏競馬も後半に入ってしまった。昨年は宝塚記念が終わったタイミングで書いたので、更に振り返りのタイミングが遅くなってしまった。少し反省。

    昨年の振り返りは、以下の記事。

    https://omoutsubo.funny-moray.com/647/pog-2019-2020%e3%82%92%e6%8c%af%e3%82%8a%e8%bf%94%e3%82%8b/

    前回のPOGとは大きく違う点がある。それは今回、身内のグループでPOGを行ったということである。やはり個人でPOGをするのと、グループ内でドラフトをしながら指名馬を選ぶのではまったく印象が違ったの。その具体的な感想については後述する。

    早速だが、今シーズンの指名馬は以下の通りである。

    馬名 厩舎 状態 ポイント
    タイトルホルダー [美浦]栗田徹 前走・東京優駿(G1) 6着 12,960
    アカイトリノムスメ [美浦]国枝栄 前走・優駿牝馬(G1) 2着 11,080
    レッドジェネシス [栗東]友道康夫 前走・東京優駿(G1) 11着 7,387
    カランドゥーラ [美浦]藤沢和雄 前走・水仙賞(500万下) 7着 1,791
    ブエナベントゥーラ [美浦]堀宣行 前走・2歳500万下 8着 820
    ミルウ [栗東]友道康夫 前走・フローラルウォーク賞(500万下) 6着 630
    ロジモーリス [美浦]国枝栄 前走・3歳未勝利 3着 470
    サヴァニャン [栗東]藤原英昭 前走・3歳未勝利 7着 230
    ポルトヴェッキオ [美浦]岩戸孝樹 前走・2歳新馬 3着 190
    テイクバイストーム [栗東]武幸四郎 前走・3歳未勝利 6着 90

     

    ■ 良かった点

    2019-2020シーズンのPOGは右も左も分からないまま選んだこともあり、クラシックに進んだ馬がラインベック1頭(皐月賞15着)だけで、日本ダービーに出走した馬は1頭もいなかった。しかし、2020-2021シーズン(上記)は、タイトルホルダーとレッドジェネシスの2頭が日本ダービーに出走した!

    しかも、タイトルホルダーは皐月賞2着という大健闘ぶりで、これは見ていてかなり興奮した。メロディーレーンの半弟であることを思うと、菊花賞の方が本命と見ている。既にPOGは終わっているが、引き続き秋も楽しみな存在である。

    もう一頭のレッドジェネシスは、父ディープインパクト×母父Storm Catという黄金配合で何か良さそうな馬はいないかと探し、最後の10頭目に指名した馬だった。この馬は勝ち上がりまでに4戦を要しており、初勝利は2020年12月。これはクラシックには間に合わないかと思ったが、フリージア賞での負けを挟み1賞クラス「ゆきやなぎ賞」、G2「京都新聞杯」を勝ち上がり、賞金加算に成功してダービー出走までこぎつけたので驚いた。

    ※ちなみに、2019-2020シーズンでは父ディープインパクト×母父Storm Cat配合のサトノマッスルという馬を指名していた。結果は振るわなかったが、追って正解だったといえるだろう。

    牡馬の話ばかりしているが、牝馬もアカイトリノムスメが活躍したことも忘れてはいけない。牝馬戦線は同じオーナー所有のソダシ、同じ厩舎のサトノレイナスが目立ったが、アカイトリノムスメも2頭に負けず劣らず良かったと思う。オークスでは、惜しくも2着だったが秋華賞が楽しみである。(ルメール騎手はサトノレイナスに乗ると思うので、鞍上は横山武史騎手に戻るのだろうか。騎手についても楽しみ)

    ■ 反省点

    今年のPOGは「怪我」に泣いた。何の責任もないPOG参加者である僕が泣いているのだから、オーナーならびに関係者の皆さまの悲しみや無念さは想像もつかないが、指名馬10頭のうちブエナベントゥーラ、ロジモーリス、ポルトヴェッキオの3頭が怪我をしてシーズン中に1、2戦しか走ることができなかった。「無事是名馬」とはよく言ったものだ。

    また、新種牡馬を積極的に指名することのリスクも身を以て知った。期待大のモーリス産駒を3頭(ブエナベントゥーラ、カランドゥーラ、ロジモーリス)指名したのだが、前述のようにうち2頭は怪我に泣き、カランドゥーラは勝ちきれない競馬が続いた。モーリス産駒自体の勝ち上がり率は悪くないらしいが、素人目にもキレがある走りをする産駒は少ない印象だったので、よーいドンの競馬になるとどうしても勝ちきれなくなってしまうのかもしれない。

    ■ 身内グループのPOGの振り返り

    前述の通り、大学時代の友人2名(AとBとする)とドラフト制のPOGを行った。3人それぞれ10頭ずつを指名。Aは期待のモーリス産駒を何頭か指名していたが、やはりその馬も結果は出せず、獲得ptも振るわない結果となっていた。

    Aの期待の馬が散ったことにより、日本ダービーの前には僕とBの直接対決の様相を呈していた。何とダービー直前では60pt差で僕が負けていた。これほどの僅差であれば60ptであればひっくり返る可能性は十分にある

    前述の通り、僕はダービーに2頭の指名馬が出走することになったが、Bの指名馬は3頭が出走することになっていた。頭数的には負けているが、ダービー1着をとってしまえば勝機はある。

    さて、結果はというとBがシャフリヤールを指名していたので、終わってみると21,900pt差つけて僕が負けていた。ダービーを勝つと20,000ptほど入るので、そこそこ差がついていても逆転ができるのだ。。。

    僅差だったのが大差で負けた。実際、ダービー馬というのはその世代の頂点なので指名しているのは凄い。完敗である。

    思えば、2019-2020シーズンのPOGは個人戦だったこともあり、半ば適当に名前で選んでしまう馬もいた。例えば、ワイワイキングという馬は半分以上名前だけで指名した。2020-2021シーズンも危うく「ノブ」というクセが強そうな馬を名前だけで指名しそうになったのだが、他のメンバーへの対抗心から指名馬を変えた。これが結局、レッドジェネシスになったのだから、勝負事というのは分からない。

    2021-2022シーズンのPOGも参加中なので、来年の「POG2021-2022を振り返る」という記事で、自分がどのようなことを書いているのか今から楽しみである。


  • POG 2019-2020を振り返る

    いつの間にか2020年も半分終わり、競馬シーズンは既に夏になった。つまり今年も日本ダービーが終わり、宝塚記念が終わったということだ。今年は新型コロナウイルスの流行により現在も無観客競馬が続いている。ただし悪いニュースばかりではなく、牡馬・牝馬ともに無敗の二冠馬が誕生するなど、今後が楽しみなレースも多かった。

    何はともあれ、2020年は記録にも記憶にも残りそうな年になることは間違いない。

    前置きはここまでにして本題に入りたい。前述の通り、今年は牡馬・牝馬ともに無敗の二冠馬が誕生した。牡馬はコントレイル、牝馬はデアリングタクトである。僕はその現三歳世代を対象にしたPOGに参加していた。本記事ではその反省をしたいと思う。

    「POGって何?」という方は、以下を参照のこと。

    POGとは「ペーパー・オーナー・ゲーム」の略称で、読んで字のごとく“紙上馬主ゲーム”である。一般的に「ポグ」、あるいは「ピー・オー・ジー」と呼ばれ、自分の所有馬を「POG馬(ポグ馬)」、または「ペーパー」と呼ぶ。血統や厩舎、馬主、生産牧場、評判、あるいは取引価格などなどなど、様々な要素で選んだ馬を決められた頭数だけ所有し、その獲得賞金の合計を競い合う、競馬界最高のゲームなのだ。一般のファンが、架空の馬主になり、愛馬を応援する。ルール次第では超高額馬だって何頭も所有できて、大馬主気分を味わえるのだ。

    netkeiba.com(https://pog.netkeiba.com/?pid=info&mode=whats)より引用

    言ってしまえば「〇〇で打線を組んでみた」みたいなものである。話題になった6億円ホースのアドマイヤビルゴを所有するのは、庶民には無理だが指名だけならできる。そうPOGならね。

    冗談はさておき、そろそろ本題の反省に入りたいと思う。

    実は、僕がPOGに参加するのは2019-2020シーズンが初めてである。それも踏まえた上で、以下の2019-2020の僕のPOG指名馬を見ていただきたい。

    番号馬名獲得ポイント前走
    1ラインベック4.800NHKマイルC(G1) 8着
    2エカテリンブルク2,050メルボルンT(500万下) 6着
    3エターナリー1,9303歳未勝利 1着
    4カインドリー1,411カーネーションC(500万下) 5着
    5スペースシップ1,320あすなろ賞(500万下) 3着
    6エレヴァテッツァ710サンスポ賞フローラS(G2) 11着
    7レヴィオーサ4513歳未勝利 5着
    8アサシン2673歳未勝利 7着
    9サトノマッスル1913歳未勝利 9着
    10ワイワイキング1173歳未勝利 6着

    これは酷い。自分で見返してみても酷い結果である。見てわかる通り、10頭のうち4頭が未勝利馬……。ワイワイキングは名前で選んだのもあるが、実は1億円を超える価格で取引された高額馬。また、レヴィオーサは母がヴィルシーナでオーナーは佐々木主浩。どちらも走るかと思ったが、振るわない結果となってしまった。

    一方、思いがけない活躍をした馬もいた。獲得ポイントで3位のエターナリーである。この馬、実は1勝馬。それでも、そこそこ獲得ポイントを獲得しているのは[1-6-1-1]という戦績にある。なんと9回走って2着6回。掲示板を外したのは新馬戦の1回のみという活躍をしてくれた。

    10頭中、クラシックに出走したのは1頭。超良血のラインベックのみである。NHKマイルも期待していたのだが、当日鞍上予定だった津村騎手が負傷して交代。まさかの武士沢騎手×金子オーナーという珍しいものを見ることになった。先日はダートに初挑戦して逃げ勝つというサプライズも演出し、今後の活躍も期待できる一頭だと思う。

    残念ながら振るわない結果になってしまったのだが、POG初参加を終えて僕なりに感じたことをまとめておきたいと思う。

    ① 高額馬が走るわけではない

    ワイワイキングも然り、前述のアドマイヤビルゴも然り、高額馬だからと言って走るわけではない。牝馬二冠を達成したデアリングタクトは約1300万円で落札された馬。どうしても高額馬は目立つが、それだけを指針にするのは良くない。(もちろん高額馬でキッチリ走る馬もいる)

    ② 血統だけで走るわけではない

    「ディープ×アパパネなんて絶対走るだろw」というのが、3頭連続でダメだった時点で察せる事実。とは言え、3頭とも未勝利なんてことはないので、アパパネって結構優秀なお母さんのような気がする。むしろシーザリオが異常なのでは。また、指名していたカインドリーという馬は2018年の皐月賞馬エポカドーロの全妹である。同じような活躍を期待して指名したのだが、現実はそう甘くなかった。〇〇の全弟や全妹というのは気になる存在だが、だからと言って兄や姉のように走るわけではない。

    ③ POG本の推奨馬は意外と当てにならない

    昨年、初めてのPOG参加ということで書籍「POGの達人」(いわゆる赤本)を買っていた。今年の指名馬を決める際に改めて読んでみたのだが、よく見るとコントレイル、デアリングタクトに重い印を打たれていないことに気が付いた。一方、重い印を打たれていたのはヴァーダイトとスパンクルドスターの2頭。どちらもディープ産駒で、それぞれ母スタセリタと母クリソプレーズという超良血。「② 血統だけで走るわけではない」と被る部分もあるが、ここで言いたいことは「POG本を執筆するようなプロたちでさえ、活躍する馬を見極めるのは難しい」ということだ。

    結局のところ、馬は走ってみないと分からない。今年も懲りずにPOG 2020-2021に参加している。今年の指名馬がどのような走りを見せるのか、昨年の指名馬たちが古馬になってから活躍するのか、などなど来年の今頃が楽しみでならない。