『仮面ライダーゼッツ』1話を見ました
先週の日曜(9/8)に放送を開始した仮面ライダーの新シリーズ『仮面ライダーゼッツ』の1話を見ました。リアルタイムでも見ていたのですが、所用あり最後の方を見れなかったので録画しておいたものを見直しました。
仮面ライダーシリーズは少年時代、そして大学時代によく見ていました。ただ、働きはじめてからは見なくなっていました。そんな中、前のシリーズの『仮面ライダーガヴ』は何となく見てみようかなと思い、見れるときには見ていました。ゼッツもガヴのCMの予告を見てから面白そうだなと思っておりました。
ストーリー
事前情報を何も入れずに見たので、最初はエージェントが主人公なのかと思いましたが、いわゆる夢オチでした。今回のモチーフは夢らしく、敵はナイトメアとのこと。主人公の名前が万津 莫(よろず ばく)なのも納得です。夢の中の主人公はちょっと痛い感じですが、まあ夢の中なんて誰しもあんな感じでしょう。
夢の中で悪夢と戦うという設定は王道な気がします。僕は中学生時代に読んでいた宮部みゆきさんの小説『ドリームバスター』やNetflixでドラマ化されたニール・ゲイマンの『サンドマン』を連想しました。何にせよ夢を舞台にすることで、普通じゃできない設定や描写が可能になりそうで楽しみです。実際、1話の敵であるガンナイトメアから逃げるシーンは悪夢って感じで面白かったです。
まあ、1話なので色々と種を蒔いた感じでしたね。主人公が人助けをすると不運に見舞われるという設定を話すシーンで録画を止めて映っている新聞記事を確認しましたが、雷に当たったりサメに噛まれたり隕石に当たったり散々でした。逆に言えば、めっちゃ運が悪いけど死なないみたいな設定なのかもしれません。今後この設定がどう活かされるのか楽しみです。(いつのまにかそんな設定無くなる可能性もある)
見た目とベルト
仮面ライダーゼッツの見た目、格好いいですね。正面はバッタモチーフっぽい顔ながら、斜めから見るとコウモリっぽさもあって良いです。体色は仮面ライダー1号に近い感じもしますし、それに加えて身体に赤く発光する筋が走っていてちょっと555を思い出させます。
何より特徴は変身ベルトの位置! これまでのライダーといえば、腰にはめた(または腰に埋め込まれたor身体の一部になった)ベルトで変身するのが普通でした。今回のゼッツはベルトを肩からタスキ掛けする形で装着して変身します。変身ベルトならぬ変身タスキです。
このベルトの位置変更は結構インパクトがあります。2号ライダーなどのサブであればベルトではない変身道具もたくさんありますが、やはり1号ライダーの返信ベルトは腰に巻いているのが常。これを変えるのは結構勇気がいったのではないでしょうか。ただ、ベルトの位置変更の既成事実をここで作っておけば、今後のシリーズでも幅が出そうです。
さて、これまでのライダーは腰周りがゴテゴテしていたのですが、それがなくなったことと、変身ベルトのゼッツドライバー自体がすっきりしたデザインなので、全体的にシャープな印象のあるライダーになっています。ファンによっては、腰回りがすっきりしすぎて逆に落ち着かない人もいるかもしれません。もしかすると、強化フォームでは腰回りに何かギミックが追加されるのかもしれません。
あと、やっぱり胸に丸い部分があるのってウルトラマンのカラータイマーっぽいなと思いました。
変身
変身もなかなか格好よかったです。前述した変身タスキにカプセムと呼ばれる丸いもの(カプセル+夢っぽい)をはめて、指で下に弾いて変身します。変身時にカプセルからフォームに対応したドット絵が出てくるのですが、なぜドット絵…? ドット絵といえばゲームを連想しますが、今回の脚本がエグゼイドと同じ高橋悠也さんということの遊び心なのか…?
話を変身に戻すと、赤紫色の煙みたいなのを身体に纏っていって変身。完全に敵と同じく悪夢のパワーって感じで、およそヒーローの変身シーンっぽくないです。前作がお菓子モチーフでポップだったので今回はダークな雰囲気を意識していそうですね。
あと主人公が変身セリフとして何か言ってるのですが、調べたら英語の「I’m on it」(さあ、やろうかという日本語字幕が出ます)って言ってるらしいです。「I’m love it」かと思いました(それはマクドナルドでした)。
ベルトがしゃべるのも恒例で、今回は「メツァメロ…メツァメロ…グッドモーニングライダー! ゼゼゼゼッツ!」と山寺宏一ボイスを再生。メツァメロって何? 目覚めろをこなれさせた言い方するとそうなるのか? ゼッツもそうですが、Zをツと発音するのってドイツ語とかそのあたりなんですかね? どうでもいいけどミツカンのツもZですね(?)
変身講座動画が公式から出ていました。フォームごとに変身ポーズ違うのですね。ベルトを買う人はポーズの練習量が増えそうです。
アクションと演出
1話ということで気合いが入ってるのもあると思うんですがアクションが良かったです。敵の怪人相手に殴る蹴るの暴行。腕とか脹脛がムキムキになって、相手をボコボコにするのってオタクが好きそうな演出ですよね(好きです)。
2話以降は武器も出るのだと思いますが、肉弾戦が多いと良いなあと思います。バンダイさん的にはグッズを売らなければいけないので、武器を使った戦闘が多くなるのは仕方ないとは思いますが、うまいこと混ぜつつやってくれたら嬉しいですね。
まとめ
今後にも期待したくなる一話でした。ライダーの見た目も格好いいし、主演の今井竜太郎さんも爽やかなイケメンといった感じで良いですね。リアルタイムで全話見るのは難しいかもしれませんが、見逃し配信や録画を駆使して追ってみたいと思います。