Xbox Series Xを買って、約1か月遊んだので感想を書く

■ 購入

2020年11月14日に「Xbox Series X」(以下XSX)を購入した。ちなみにXSXの発売日は2020年11月10日で、発売日から4日後の購入になる。これまで僕はPS2、PS3、PS4、Xbox360、Wii、Nintendo Switchと据え置き型の家庭用ゲーム機を購入してきたが、次世代機を発売されてから1週間も経たないうちに買うのは人生で初めての経験である。

それにしても今回の次世代機の販売と、それに伴う予約合戦はかなり盛り上がった印象である。特にXSXのライバルであり、圧倒的強者のPS5は初期出荷分が少ないらしいことと、転売ヤ―たちの躍動によって、法外な値段でAmazonやメルカリに並んでいた。

そんな予約戦争に巻き込まれ、僕自身もPS5もXSXも予約できなかったため、今年中の次世代機の購入は半ば諦めていた。諦めると言いつつ、やはり諦めきれないのがゲーマーの性。ダメ元で某家電量販店に行ったところ、普通に店頭でXSX販売していた。

店内には目立つ場所にPS5の販売ブースがあり、その上に「11/12〜16の間、PS5の店頭販売はいたしません」という張り紙があった。PS5目当てに来た客は、店のゲームストア部分に足を踏み入れた瞬間にお目当ての品を買えないことを悟ることになる。

一方、XSXに関しては存在どころが、先日発売されたことを匂わせるポスターすら無い。そもそも売ってあるのかが分からないのだ。日本ではXboxの人気がまったくないのは知っていたが、次世代機が発売されたのに売る気が無いというのはどういうわけだろうか。

初期ロットは不具合が多いと聞くので躊躇する気持ちもあったのだが、せっかく在庫があるのだから思い切って買うことにした。ちなみにXSXの重さは約4.5kgだ。僕の場合、家の最寄り駅から5駅ほど離れた家電量販店で購入し、歩いて持ち帰ったため、かなり大変だった。自家用車を持っている人は車で買いに行った方が良いだろう。

■ 実際に遊んでみて

■ ハードの話

PS4のコントローラーに慣れていたため、XSXのコントローラーが大きい&重いと感じた。結局は慣れの問題なので、ずっと使っていれば違和感はなくなっていくのでクリアできる問題だと思う。ただ、PS5のコントローラーは独自の機能がモリモリで近未来感があるのに対し、良くも悪くもXSXのコントローラーは独自の機能はないオーソドックスなものになっているのが惜しい。PCでも使いやすくしたいのかもしれないが、せっかくの新世代ハードなのでコントローラーで差を出してほしかった。

本体の容量は1TBだが、実際に使えるのは850GBほどである。『Forza Horizon 4』 だけで約90GBあるので、完全にXSX向けのハイエンドなソフトが出たときに容量が足りなくなる心配がある。特に僕はソフトをほとんどダウンロードで買うので、そうした人は容量が足りなくなることを覚悟するほかない。速度は遅くなるが、外付けHDDやSSDに遊ぶ頻度の高いゲームを移しておくなどが必要である。ちなみに、外差しの純正ストレージ拡張カード(1TB)があるが、お値段が3万円するので安易に買うことはできそうにない。

あ、あと思ったより大きくない。黒い長方形はオシャレで、部屋の中にあっても違和感は少ない。ただ、見た目は完全に黒い空気清浄機。

■ ソフトの話

これまで僕はPS4で「マインクラフトダンジョンズ」を遊んでいた。プレイしたことがある人は共感してくれると思うが、「マインクラフトダンジョンズ」はかなり動作が重いゲームである。PS4 Proでも平気でカクつくし、モブスポナーが大量にあるステージではゲームがエラーを起こしてホーム画面に戻された。可愛い見た目をしているにも関わらず、中身は激重なのだ。

一方、XSXの「マインクラフトダンジョンズ」はどうか。1か月ほど遊んでいるが、目立つようなカクつきはない。一度だけ突然エラーを吐いて落ちたことがあったが、XSXの問題というよりソフト側の問題の気がしている(他のゲームではそんなことはないため)。

■ クイックレジュームは素晴らしい

XSXには「クイックレジューム」という機能が存在する。これはゲームとゲームの切り替えを高速化したものである。

例えば、前述の「マインクラフト ダンジョンズ」を触り、本家「マインクラフト」を遊ぼうとすると、以前のゲームであればソフトを終了して、次のソフトを起動するという動作が必要だった。しかし、クイックレジュームの登場によって、それぞれのゲームを一時停止したまま、別のゲームを起動できるようになったのだ。

些細なことのように思えるが、僕のように複数のソフトを並行して遊ぶことが多いプレイヤーにとっては非常に便利な機能だ。そして、後述するXboxはGame Passというサブスクリプションサービスの存在によって、複数のタイトルを遊ぶ機会がどうしても増えてしまうので、かなり有用な機能になっていると感じた。

■ Game Passが最高

 Game Passはマイクロソフトが提供しているゲームのサブスクリプションサービスだ。月1,100円を払うことで加入できる。この1,100円で加入するサービスには、オンラインプレイなどを可能にするXbox Live Goldも含まれている。

僕はGame Passで『Fable』『集まれ!ピニャータ』といったXbox360のタイトルや、『龍が如く0』や『Forza Horizon 4』などXbox One世代のタイトルを遊んでいる。月額1,100円が安いかどうかは、その人の価値観にもよるだろうが、ある程度遊ぶゲーマーにとってはお得なプランであるように思う。

ただし、Xboxはどうしても日本での人気がイマイチなこともあってか、Game Passに並んでいるタイトルは海外のタイトルが多い。また、日本でも人気のあるタイトル『オーバークック2』もGame Passに含まれているのだが、日本語に対応しておらず英語版のみの配信となっている。今後、日本人好みのタイトルの拡充や日本語への対応などしていってほしいものである。

そんな弱点を差し引いても、Game Pass配信タイトルは魅力的なものが多い。特にMicrosoftがBethesdaを参加に置いたため、今後発売される『The Elder Scrolls VI』は発売と共にGame Passで遊べる可能性が高いのだ。……ただし、TES6がXbox Series X世代での発売に間に合うのかは分からないのだが。。。

 ■ まとめ

  • Xbox Series Xは、これまでXboxに触れたことがない人にもオススメ 
  • Game Passは海外タイトルが多いが、遊ぶ価値があるものが並んでいる
  • ハイスペなゲーミングPCを持っている人はわざわざ買う必要はないが、50型を超える大画面でローカルマルチをやりたいなら買っても良いのではないか
  • 重いが、思ったり大きくない

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