昨年、スマートウォッチを新調した。買ったのはGarmin社のVivo Active5だ。それまでは同じGarminのVivo Smart5というバンド型のものを数年使っていたのだが、もう少し機能が欲しくなったのでセールをしている時を見計らって購入した。
ちなみにスマートウォッチ市場はAppleWatchの一強らしい。しかし、あの四角い形が何とも僕の好みに合わないので、丸いフォルムのGarminにした。……などといまは言っているのだが、スマホもiphoneにしたし数年後にはAppleWatchを買っているかもしれない。
さて、このVivo Active5にはモバイルSuicaが付いている。財布やスマホが無くても電車やバスでの移動、買い物がこれ一つでできる。Garminはランニングなど野外のアクティビティへの対応が得意なメーカーなので、これもスマホを持たずに運動をするために搭載されているのだろう。
このスマートウォッチを買ってからも、ずっとスマホのモバイルPASMOを使っていた。しかし、ちょっと生活が変わりはじめ、バスの乗り降り時にスマホを出してタッチするのが面倒な局面が増えてきた。そこで試しにスマートウォッチでタッチしてみたところ、なかなか便利なことが分かった。
しかし、不便な点もある。それはバスや電車の改札のタッチ部分が必ず右手側にあることだ。僕は右利きで、基本的に時計は左手に着けている。そのため、改札を通るときに左腕を右側に持ってくる必要がある。大変だしダサい。
これを防ぐため、最近では右腕にスマートウォッチを着けるようにしている。最初こそ違和感があった。何しろ10年以上左手に装着していたのだ。しかし、人間の慣れとは凄いもので二週間ほど右手に着けていたら完全に慣れてしまった。バスの乗り降り、電車の改札でのタッチもやりやすい。万事OKである。
いまのところ右手に腕時計を着けているからといって特に支障もない。僕はデスクワークの仕事だが、キーボードをタイピングするときに邪魔になったりもしない。歩くときに腕を振り回しているわけでもないので、何かにぶつかるということもない。
この出来事を通じて、長らく無意識に続けていたことでも、思い切って変えてしまっても大丈夫なんだなと思った。良くも悪くも人間の慣れとは凄い。これだけはやめられないと思っていることでも、慣れてしまえばやめられるのかもしれない。
コメント