Blueskyの待機リストに登録して二ヶ月ほど経った先日、ようやく招待コードが送られてきたので、早速アカウントを作って触ってみた。
Blueskyとは?
BlueskyとはTwitterの創設者らが作ったTwitterっぽい分散型SNSだ。分散型なのでMastodonやMisskyのように、何かしらのサーバーにアカウントを作ることができる。
現在のところ、招待制のSNSなのでアカウントを作るには招待コードが必要だ。招待コードは、既にBlueskyのユーザーから貰うか、公式サイトの待機リストにメールアドレスを登録し、そのうち送られてくるのを待つかの二通りの方法で入手可能である。
僕は前述の通り、待機リストに登録し二ヶ月ほど待った。そして、始めたばかりなので人にあげられる招待コードを持っていない。ずっと使っていると招待コードが付与されるらしい。
Blueskyを触った感想
第一印象は超シンプルなTwitter。
基本的な操作感はTwitterと変わらない。いいねやリツイート、引用リツイートなどの基本的な機能もある。投稿に使用できる文字数は300文字なのでTwitterより多い。
一方、ハッシュタグやトレンドなど、Twitterにはあるがこちらにはない機能もいくつかある。後述するが、鍵垢やDMもない。ワード検索、アカウント検索はあるため、それらを使って情報を探さなければならない。ただ、現時点ではTwitterほどアカウント数、投稿数が多くないため、探せる情報そのものが少ないように思う。
情報を探すと言えば、BlueskyにはFeedという機能がある。Feedは誰かがまとめてくれた公開リストのようなものである。例えば「Japanese Cluster」というFeedには、日本語の投稿が表示される。
触った感想を書こうと思ったが、かなりシンプルなものなので、いまのところあまり書くことがなかった。それよりも発展途上のサービスということで、アプデの方が書きたい内容が多い。
Blueskyの最近のアプデ
どうやら、2023年12月(今月!)の更新によって、UIの日本語表示化アプデがあったらしく、良いタイミングで始めることができた。個人的には英語表記でも問題はないのだが、英語のみだと知り合いに勧めづらいという問題があるからだ。
さらに、最近アイコンが「青い蝶」になった。これじゃBlueskyじゃなくてBluebutterflyじゃないかと思わなくもないが、これまでは青空のアイコンだったので、こういうモチーフが分かりやすい方が、SNSに対するイメージや愛着が沸きやすくて良いのかもしれない。
大きなアップデートとしては、Blueskyはログアウトした状態でも投稿を見れるようになったらしい。確かにTwitterもログアウトした状態でも公開アカウントの投稿であれば見れるはずなので、仮にアカウントを持っていなくても投稿を見れるようになるはずだ。
一応、ログアウトした状態では自分の投稿を見ることができないようにする設定も追加されている。ただ、これはあくまでBlueskyのアプリやウェブサイトでの設定であり、他のツールなどを使えば表示される可能性もあるらしい。
加えて、BlueskyはオープンなSNSを標榜しているらしく、現時点では非公開アカウント(いわゆる鍵垢)やダイレクトメッセージのような機能はない。つまり、Blueskyに投稿した内容はすべて、誰からでも見られるようになっていると意識する必要がある。
これが良いのか悪いのかは分からない。企業や自治体などの告知アカウントにとっては影響がないかもしれない。個人にとっては、迂闊な投稿はできない(本来はTwitterなどでも迂闊な投稿はすべきでない)ので、より慎重な使い方をすべきだろう。
まとめ
- 初期のTwitterを思わせるシンプルな分散型SNS
- 独自機能もあるが、足りない機能もある印象
- オープンなSNSなので、投稿が誰からでも見られる可能性がある
- これからのアプデに期待
触ってみた感想をまとめるとこんな感じ。いまの段階だと、どの層のユーザーを狙っているのか分かりづらい印象を受けた。Twitterの後継になりたいのか、それとも別路線でいきたいのか。現時点では不完全なTwitterクローンといった感じ。これでは、僕のようなミーハーもしくはいろんなSNSを触るのが好きなユーザーしか参加しないだろう。そもそも、多くの日本人はBlueskyの存在すら知らないのではないか。
まだまだ未完成な部分も多いと思うので、これからのアップデートで単なるTwitterクローンではなく、Blueskyの独自色(Mastodonなどとも違った特徴)が出てくれば、使いたいと思えるものになるかもしれない。
個人的には使っていく予定なので、もしBlueskyをやっている人はフォローしてくれると嬉しい。
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