今年の日本ダービーはエフフォーリアとシャフリヤールのハナ差の叩き合いで大いに盛り上がった。日本ダービーの結果が出たということは、つまり2020-2021シーズンのPOGも無事に終了したということだ。
僕は2020-2021シーズンのPOGも懲りずに参加していた。今年こそは日本ダービーが終わったら、すぐに振り返り記事を書こうと思っていたのだが、面倒臭がっているうちに夏競馬も後半に入ってしまった。昨年は宝塚記念が終わったタイミングで書いたので、更に振り返りのタイミングが遅くなってしまった。少し反省。
昨年の振り返りは、以下の記事。
前回のPOGとは大きく違う点がある。それは今回、身内のグループでPOGを行ったということである。やはり個人でPOGをするのと、グループ内でドラフトをしながら指名馬を選ぶのではまったく印象が違ったの。その具体的な感想については後述する。
早速だが、今シーズンの指名馬は以下の通りである。
馬名 | 厩舎 | 状態 | ポイント |
---|---|---|---|
タイトルホルダー | [美浦]栗田徹 | 前走・東京優駿(G1) 6着 | 12,960 |
アカイトリノムスメ | [美浦]国枝栄 | 前走・優駿牝馬(G1) 2着 | 11,080 |
レッドジェネシス | [栗東]友道康夫 | 前走・東京優駿(G1) 11着 | 7,387 |
カランドゥーラ | [美浦]藤沢和雄 | 前走・水仙賞(500万下) 7着 | 1,791 |
ブエナベントゥーラ | [美浦]堀宣行 | 前走・2歳500万下 8着 | 820 |
ミルウ | [栗東]友道康夫 | 前走・フローラルウォーク賞(500万下) 6着 | 630 |
ロジモーリス | [美浦]国枝栄 | 前走・3歳未勝利 3着 | 470 |
サヴァニャン | [栗東]藤原英昭 | 前走・3歳未勝利 7着 | 230 |
ポルトヴェッキオ | [美浦]岩戸孝樹 | 前走・2歳新馬 3着 | 190 |
テイクバイストーム | [栗東]武幸四郎 | 前走・3歳未勝利 6着 | 90 |
■ 良かった点
2019-2020シーズンのPOGは右も左も分からないまま選んだこともあり、クラシックに進んだ馬がラインベック1頭(皐月賞15着)だけで、日本ダービーに出走した馬は1頭もいなかった。しかし、2020-2021シーズン(上記)は、タイトルホルダーとレッドジェネシスの2頭が日本ダービーに出走した!
しかも、タイトルホルダーは皐月賞2着という大健闘ぶりで、これは見ていてかなり興奮した。メロディーレーンの半弟であることを思うと、菊花賞の方が本命と見ている。既にPOGは終わっているが、引き続き秋も楽しみな存在である。
もう一頭のレッドジェネシスは、父ディープインパクト×母父Storm Catという黄金配合※で何か良さそうな馬はいないかと探し、最後の10頭目に指名した馬だった。この馬は勝ち上がりまでに4戦を要しており、初勝利は2020年12月。これはクラシックには間に合わないかと思ったが、フリージア賞での負けを挟み1賞クラス「ゆきやなぎ賞」、G2「京都新聞杯」を勝ち上がり、賞金加算に成功してダービー出走までこぎつけたので驚いた。
※ちなみに、2019-2020シーズンでは父ディープインパクト×母父Storm Cat配合のサトノマッスルという馬を指名していた。結果は振るわなかったが、追って正解だったといえるだろう。
牡馬の話ばかりしているが、牝馬もアカイトリノムスメが活躍したことも忘れてはいけない。牝馬戦線は同じオーナー所有のソダシ、同じ厩舎のサトノレイナスが目立ったが、アカイトリノムスメも2頭に負けず劣らず良かったと思う。オークスでは、惜しくも2着だったが秋華賞が楽しみである。(ルメール騎手はサトノレイナスに乗ると思うので、鞍上は横山武史騎手に戻るのだろうか。騎手についても楽しみ)
■ 反省点
今年のPOGは「怪我」に泣いた。何の責任もないPOG参加者である僕が泣いているのだから、オーナーならびに関係者の皆さまの悲しみや無念さは想像もつかないが、指名馬10頭のうちブエナベントゥーラ、ロジモーリス、ポルトヴェッキオの3頭が怪我をしてシーズン中に1、2戦しか走ることができなかった。「無事是名馬」とはよく言ったものだ。
また、新種牡馬を積極的に指名することのリスクも身を以て知った。期待大のモーリス産駒を3頭(ブエナベントゥーラ、カランドゥーラ、ロジモーリス)指名したのだが、前述のようにうち2頭は怪我に泣き、カランドゥーラは勝ちきれない競馬が続いた。モーリス産駒自体の勝ち上がり率は悪くないらしいが、素人目にもキレがある走りをする産駒は少ない印象だったので、よーいドンの競馬になるとどうしても勝ちきれなくなってしまうのかもしれない。
■ 身内グループのPOGの振り返り
前述の通り、大学時代の友人2名(AとBとする)とドラフト制のPOGを行った。3人それぞれ10頭ずつを指名。Aは期待のモーリス産駒を何頭か指名していたが、やはりその馬も結果は出せず、獲得ptも振るわない結果となっていた。
Aの期待の馬が散ったことにより、日本ダービーの前には僕とBの直接対決の様相を呈していた。何とダービー直前では60pt差で僕が負けていた。これほどの僅差であれば60ptであればひっくり返る可能性は十分にある
前述の通り、僕はダービーに2頭の指名馬が出走することになったが、Bの指名馬は3頭が出走することになっていた。頭数的には負けているが、ダービー1着をとってしまえば勝機はある。
さて、結果はというとBがシャフリヤールを指名していたので、終わってみると21,900pt差つけて僕が負けていた。ダービーを勝つと20,000ptほど入るので、そこそこ差がついていても逆転ができるのだ。。。
僅差だったのが大差で負けた。実際、ダービー馬というのはその世代の頂点なので指名しているのは凄い。完敗である。
思えば、2019-2020シーズンのPOGは個人戦だったこともあり、半ば適当に名前で選んでしまう馬もいた。例えば、ワイワイキングという馬は半分以上名前だけで指名した。2020-2021シーズンも危うく「ノブ」というクセが強そうな馬を名前だけで指名しそうになったのだが、他のメンバーへの対抗心から指名馬を変えた。これが結局、レッドジェネシスになったのだから、勝負事というのは分からない。
2021-2022シーズンのPOGも参加中なので、来年の「POG2021-2022を振り返る」という記事で、自分がどのようなことを書いているのか今から楽しみである。
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