「Notionで日記をつけはじめた」という記事を書いて、10ヶ月ほど経とうとしている。いまでも「Notion 日記」という検索ワードで本ブログに辿り着いている方がいるようなので、多くの人がNotionの取り扱いに苦労しているらしい。正直、僕も苦労している人間の一人なので、その気持ちは痛いほど分かる。
ただ、先日僕はNotionにすべてを求めないことにしたという記事を書いた。
その中でメモアプリとして「Obsidian」というサービスを使っていることを書いた。そのため、日記もNotionではなくObsidianで書くようになったので、そのことについて今回は書きたい。
■ Obsidianとは
「second brain」(第2の脳)というキーワードを標榜するノートアプリ。特徴はノート同士をリンクして、新たな発見やアイディアを生み出すことができる(かもしれない)という設計思想である。
まだ使い始めて間もないので、決して使いこなしているわけではないのだが、情報をストックするだけでなく、それぞれをリンクさせるという考え方が良いなと思っている。
■ 日記を書く上でObsidianの良いところ
1. デイリーノート機能
Obsidianには「デイリーノート」という機能があり、それをクリックするだけで「2021-01-01」というその日の日付名のファイルが作成される。自動で作成されるファイル名は設定から変えることもできる。
デイリーノートはテンプレート機能があり、毎日書くことについて新たに書き直す必要がないのも便利。ルーティンワークをチェックリストにしてテンプレートとして保存しておくと毎日書き直す必要がないので嬉しい。
2. ファイルがローカルに保存される
Obsidianの特徴であるファイルがローカルに保存されるところが「日記」を書く上でとても良いと感じている。これまで僕は日記を色々な媒体で書こうとしてきた。最初は「紙の日記帳」、次に「OneNote」、さらに「Journey」という日記アプリを使い、そして「Notion」に辿り着いた。
このように色々なサービスを移動していると、問題になってくるのはデータの移行だ。データのインポート機能やエクスポート機能があれば良いが、そう上手くいかないのが常である。
しかし、Obsidianで書いたファイルはmdファイルとしてローカルに保存されるので、例えObsidianの開発および提供が終了したとしてもファイル自体は手元に残るわけである。
日記は数年、または10年以上継続して記入する可能性があるが、現行のサービスが10年以上続けて提供される保証はどこにもない。一種のリスクマネジメントとしても良いかもしれない。
3. モバイルアプリが出た
これまでモバイルアプリは、有料プラン加入者向けのβ版しかなかったのだが、ついに正式版がリリースされた。旅行先などで日記を付けたいときにPC版のみだと、PCを持っていない場合は日記を付けられないということになるので、モバイルアプリが出てくれたのはありがたい。
僕はObsidianのファイルをDropbox上に置いている。モバイル版がないときにはMarkdownエディタアプリを使い、Dropsyncというアプリをかませてファイルを同期していた。モバイルアプリが出たいまもDropsyncでDropbox上に置いたファイルを同期している。どうやらObsidian自体にもSync機能があるらしいのだが、よく分かっていないのでまだ使っていない。
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